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神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。  おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。  ★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
家族は妻と大型犬1頭。息子2人は東京在住。趣味は物理と化学と野球とギターとベース。



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「中学生の算数」

7月に入ってしまいました。夏期講習の準備を進める時期です。チラシのポスティングのほかにも、教材の準備とか、授業計画とか、課題表の作成とか、いろいろしなくてはなりません。このところ夜明けが早く、ちょっと油断して夜更かしをすると東の空が白々と明けてきて、鳥のさえずりなんぞも聞こえてきてしまうので、寝不足ぎみです。もうちょっと6月が長ければ良かったのにな、と毎年思います。

さて--

私の塾は「数・理・英 重点指導」と看板を出していまして、特に中心的に教えているのは数学・算数ですが、通ってくれる生徒は必ずしも数学・算数が得意な子ばかりではありません。非常に苦手だからなんとかしたい、という目的の生徒もけっこう在籍しています。小学生の場合は中学生のような定期試験もないので、小1の算数からしっかり復習してもらい、中学入学に間に合わせることはおおむねできます。たとえ6年生になっていても、夏くらいまでに来てくれればなんとかなる、というのが私の感覚です。もちろん個人差はありますが。

中学生の場合は、「算数・数学歴」が長い分だけ、小学生に比べると大変です。中学でのそのときどきの学習事項や定期試験のことを気にしながらも、わからなくなったところまで戻って復習するのは変わりません。手っ取り早くて効果の上がる復習の方法などというものはたぶんない(あれば実行しています)ので、本人に相当の努力を求めることになってしまいます。大変ですが、やらないことにはわかるようになりません。

では、中学生は数学のいったいどのあたりから復習すべきなのでしょうか。

数学の苦手な中学生には、決して一律にではありませんが、たいてい小学算数、少なくとも4年生まではさかのぼって、ばりばり勉強してもらうことが多いです。

数学は必ずしも積み上げではなく、ある事柄を学んでいるときにその基礎の部分が突然わかる、とか、前はよくわからなかったことがいつの間にかわかるようになっていた、ということがありうる教科です。しかしながら、「10進数の位取り」のしくみがわかっていなければ「小数」はわかりませんし、「小数」がわからなければ「割合」もわかりません。だからいっそのことぎゅーんと小4あたりまで戻ったほうが結局は効率がいいのです。また、数学の苦手な子はもともと十分な練習量をこなしてきておらず、計算の技術が身についていないうえに遅いという傾向があるので、がーっと取り戻させるという目的もあります。これで“体力”をつけてもらうのです。

入塾を決めていただく前に、私の指導を無料で体験してもらう機会があります。このとき、在籍する学年の1つ前の学年のまとめ問題を解いてもらいます。中3なら中2まで、中2なら中1までの数学、中1なら小学算数のまとめです。そして、いくつか間違うのはしかたないとして、全体的に理解不十分とわかれば、さらに1学年さかのぼります。それをやっていくと、小学算数まで戻ってしまうことが多いのです。数学が苦手だという子は、たいてい小学生のころから算数が大なり小なり苦手であったということでしょう。

小学生時代に算数であまりいい思いをしてこなかった、という生徒には、思いきって小1算数からやってもらうこともあります。小1算数はたいていの子にとって簡単なので、びゅんびゅん飛ばしていけます。そういう快適な気分は久しく味わっていなかったでしょう。その調子で行けるところまで行ってもらいます。そうして、小3~小4あたりでぐっとスピードは落ちてきますが、追い立てるように教えたりはしません。自分で無理なく進められるスピードで、自力で登って行ってこそ、理解しそこなっていた部分を挽回できるはずだと思うからです。

半年くらいの期間で小学算数をひととおり復習してしまう子はときどきいます。これまで教えた中でいちばんすごかったのは、中3の8月の下旬に(もっと早く来てくれればいいものを…)私のところへ現れて、小1算数から始めて中3数学の終わりまでをひととおり半年でやり、その直後に第1志望の公立高校にぎりぎりの線で受かった子でした。やらせた私も大したものだと思いますが(笑)、何よりも本人がすごい努力家でした。週に5日は塾に来て、毎回3~4時間は数学や英語を休憩もせずにやっていくのです。そんなに通ったらとんでもない費用がかかると思われるでしょうが、私のところは幸いにして定額フリータイム制ですから、心配されるような額にはなっておりません。

さて、どこかでわからなくなった算数や数学を挽回したいと思っている中学生や高校生は大勢いると思われます。一念発起して自力でやる気になり、やってしまえる子もいるとは思いますが、多くの子には大人の手助けが必要でしょう。それはご両親とか親族のだれかであるかも知れませんし、塾に通える家庭の子であれば塾の教師がその役割を担うことになります。では、一念発起する元気もなく、ご両親も親族にも勉強をみてくれる人はなく、塾にも通えない(家庭教師にも来てもらえない)子は、いったいどうすればいいのでしょうか。(この項つづく)

テーマ:算数・数学の学習 - ジャンル:学校・教育


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