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神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。  おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。  ★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
家族は妻と大型犬1頭。息子2人は東京と名古屋に在住。趣味は物理と化学と野球とギターとベース。



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9月のことば(2015.10.3記)

この9月にいろいろな方々が各メディアに書かれた文言のうち、記憶に留めておきたい言葉を。

まず、「朝日新聞」一面の、鷲田清一氏による「折々のことば」から。

「大きな壁にぶつかったとき、大切なことはただ一つ。壁の前でちゃんとウロウロしていること」
                                 (玄田有史氏『希望のつくり方』から)
「希望は、無駄とか損とかいう計算の向こうにみつかったりするもの」だと、労働経済学者は言う。
<2015.9.9>

「ほめられなくても自分の気のすむような仕事はしたいものだ」
      (広島県のある石工、宮本常一『庶民の発見』から)
雑な仕事をすれば、次に来た職人もそれを見てつい雑な仕事をする。だから「いい仕事」をしておきたいと、石積みの職人は言う。石工のこと矜持は、施主ではなく、未来の職人たちに宛てられていた。
<2015.9.12>

「いやなお方の親切よりも、好いたお方の無理がよい」
                        (古い都々逸)
恋とは人に焦がれること。自分のことより相手のことを先に思いやること。そして自身は痛い思いをしてもなお、その人の思いを支えたいと願うこと。
<2015.9.30>

今年始まったこのコラムが毎朝楽しみ。

創刊以来の社是は「無理をしない、頭を下げない、威張らない」。
50周年は全く、想像できない。2号先のことぐらいしかわかりません。とにかく「無理をしない」でいこうと。
<「本の雑誌」編集発行人・浜本茂氏、「北海道新聞」2015.9.13>

「本の雑誌」が今年創刊40周年だとのこと、おめでとうございます。20代のころ椎名誠氏の書くものが好きで同誌もよく読んでいた。

政治家が言う「丁寧な説明」という言葉に、むしずが走るようになった。(中略)
ポツダム宣言を「つまびらかに読んでいない」と国会答弁の場で言ってはおしまい。学問とか知識とか歴史に対する尊敬がなさ過ぎる。だからめちゃくちゃな日本語を使うんでしょう。
揚げ句の果てに国民の理解が進まない、と。(中略)
ここまで言葉の論理や物事の筋道を軽んじる政治を私はちょっと想像できなかった。
<高村薫氏、「北海道新聞」2015.9.19>


<虫酸が走る>という言い回しを久しぶりに目にし、それがあまりに的確な語句選択であることにちょっと感動した。そして、作家ならではの鋭い言葉選びとは対極にあるようには思うが、<つまびらかに>という語もこの一件で意識し始めたのは確かである。そう言えば、少し前にも政治家が遣う<粛々と>という語をいやになるほど意識させられたのだった。

戦後最低の投票率だった前回衆院選をへて、政府与党の思い上がりはここに極まった感がある。反対者を尊重しつつ治めるという民主主義の要所を顧みない。米国の警句「悪い政治家をワシントンへ送り出すのは、投票しない善良な市民たちだ」が胸をよぎる。
<朝日新聞「天声人語」2015.9.20>


あの連中を国会へ送ってしまったのは他でもない日本国民だ。前回の衆院選で投票に行かなかった人、「他に頼りになる政党がないから」というだけの理由で自民党に入れてしまった人、「自分の気持ちにいちばん近いから」というだけの理由で落選確実な人に入れてむざむざ死票を増やした人…と、いろんな人が後悔の念に苛まれていることだろう。前回の自民党の争点はアベノミクスだったじゃないか、騙されたんだ、というのは言い訳にならない。安倍晋三がどんな人物かはとっくの昔にわかっていたことである。


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