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神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。  おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。  ★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
家族は妻と大型犬1頭。息子2人は東京在住。趣味は物理と化学と野球とギターとベース。



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私立中学・高校進学フェア

前回書いた私学の全体の説明会に行ってきました。

28校が個別のブースで相談会をするほか、隣接する2つの会議室に分かれて20分ずつの講演をしました。その講演会の2部屋を忙しく移動しながら、11校分を聴きました。14校でないのは、昼食のため自主的に休憩を取ったのと、仕事場に戻るために最後の1コマは聴かずに早退したためです。それでも疲れましたね。

会場の札幌コンベンション=センターの各会議室には、パワーポイントやスライドを映写する設備があります。しかし、それを使って説明してくれる学校はおよそ半数。残りの半数は、手許のパンフをめくりながら口頭での説明を追いかけるものです。今日はこの点について。

20分という限られた時間で要領よく、かつわかりやすく説明するには、視覚に訴える装置がおそらく欠かせません。私がかつて学生だったころ、また技術系会社員だったころ、大学内や学会で発表をする機会が多々ありました。当時はパワーポイントなどなく、スライドかOHPを使用するのが普通でした。

OHPは部屋が明るくても使えるので聴衆にメモでもさせたいときは好都合なのですが、しばしば品質が悪くて見づらく、またメモすべきようなことは「予稿集」に出しておくものでしたので、アピールの力では圧倒的にスライドに分があったのです。私の経験では青地に白か黄の文字というのがオーソドックスながら最も見やすかった。OHPは学界の大御所が「おお、今日は学会だった。ではこれを焼いていくか」とかいう感じでばたばたと準備してきた、そういう風情の漂うものでしたね。

さて、現在はパワーポイントが普及し、パソコン上であたかもプレゼンテーションそのものを編集するようにデータを作成できます。スライドが主体の頃でさえ、スライドの原図を作っているうちに発表の組み立てができていきました。慣れてくると、スライドさえできていれば練習なしのぶっつけでもかなりイケるものでした(私はそんな大それたことはしたことはないですが)。現在なら、パソコンでデータを入力しながら練習ができるのです。こんな便利な道具を使わない手があるでしょうか。

それが、実に悲しいことに、あるようなのです(笑)。パワーポイントもスライドもOHPもなし。黒板に何か書きながらでもなく、ただただ喋るというプレゼンテーションを選択する人がすごく多いのです。

発表者は教頭なり教務部長といった役職の先生が多いようです。すると、やはりパワーポイントは辛いものがあるのかも知れません。しかし、それならばスライドでもいいのだし、あるいはデータ作成と現場での操作を部下に任せればいい。要はしかるべき準備をして、聴衆にアピールできればいいのです。

すべての人がそうだというのではありませんが、「視覚装置を使わない人に限って説明は今ひとつ」という傾向があるようです。練習もせずに自校のパンフだけ持って登場。「時間があまりありませんので…」と言いながら、そのわりに緊張感のない喋りをする。しかもまた「時間がなくて…」を再三再四、口にする。頭の中に話の構成ができていません。忘れそうならメモを手に喋ればいいのに…。先生方、そういうのがカンロクなのだと思いこんでいませんか。だいたい、そんな具合だから時間が足りないのですよ。

時間が20分なのは初めからわかっているのですから、それに収まるような喋りを自分でアレンジしてくるべきなのです。視覚装置を使わないのなら、それでも聴衆を疲れさせない絶妙のスピーチを準備すべきでしょう。いったいぜんたい、生徒を集めたくないのでしょうか。生徒が来なければ私学は(塾も)潰れるのですが。

失礼を承知で言えば、その人も教師であるわけですが、その授業はきっとわかりにくくて退屈でしょう(国語の授業は上手いが学校の説明は下手、ということがあるでしょうか)。しかも、学校を代表して、学校経営の根幹に関わる話をしようという人ですから、その喋りが迫力もなく分かりやすくもない、とすると、その学校の授業もしばしばわかりにくくて退屈なのにちがいない、という憶測を呼びます。塾屋の場合(職員が何人もいるところでは)指導的立場にいる人ほど授業が上手く、喋りも面白いのが普通です。私立高校はそうではないのでしょうか。

ある高校の説明は視覚装置はなしでしたが、迫力も説得力も十分でした。その先生の講演を毎年聴きますが、毎年面白くなっています。また、ある高校の説明は「情報」の授業を担当している先生によるもので、さすがというべき内容のデータが用意されていました。

私が毎年楽しみにしているのは、函館 I 女子中学・高校の先生の発表です。ご年齢は私よりもずっと上なのに、パワーポイントを駆使して音声まで取り込んだ発表をされます。プレゼンというよりはエンターテインメントといったほうがいいくらい。それでいて、学校の沿革から生徒の生活、学習、進路、クラブ活動、と内容は盛りだくさんで、そのうえ時間を余して終わるのです。最後に雑談まじりに貴重な情報をちらっと話して定刻。素晴らしいの一言に尽きました。私はたぶんこの先生のファンです(笑)。いろいろ聴きましたが、もしも自分に娘がいて経済力もあったら、ここに通わせてみたいと毎年思います。

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