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神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。  おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。  ★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
家族は妻と大型犬1頭。息子2人は東京と大津に在住。趣味は物理と化学と野球とギターとベース。



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4月16日~4月29日

某日 思い立って中学部と小学部のコース編成と料金見直しをする。これまで生徒の状況に応じて中学生は3コース、小学生は2コースとしていたのだが、どうも大雑把過ぎて実態にそぐわない気がしていた。それで中学生は4コース、小学生は3コースにし、さらに中学生で曜日・時間を決めて通う子は週3回を標準としつつも週4回などもあり、ということにした。また小学生は英語を混ぜたい子にはそれも可能ということにした。お問い合わせの方にあげている『通塾のしおり』の改訂とホームページの改訂をしていたら休日いっぱいかかった。

某日 理科講座の第2回。
  【中1】光の性質(1) 【中3】遺伝とその規則性

某日 理科講座の第3回。
  【中1】光の性質(2) 【中2】電流による発熱

某日 地歴講座の第2回。
  【地理】世界の気候 【歴史】縄文・弥生時代/古墳時代

某日 地歴講座の第3回。
  【地理】世界の人々の生活と環境 【歴史】飛鳥時代 【公民】日本国憲法

某日 スターバックスで勉強。最近は、時間のある日には
  『マクマリー有機化学・上』(東京化学同人)
  平川浩正『電磁気学』(培風館)
  E. F. シューマッハー『スモール イズ ビューティフル』(講談社学術文庫)

の3冊を持ち込んで順繰りにちょっとずつ進める、ということをよくやっている。時間のない日にはマクマリーか電磁気のどちらかにする。
 平川の電磁気学は、大学教養のときに買って学部時代にもわりあい力を入れて読んだもので、当時の書き込みがあるので進めやすい(はず)。実は平川の本の前に、これは技術系サラリーマン時代に買って読もうとしていた高橋秀俊『電磁気学』(裳華房)に再挑戦していたのだが、これは記述がたぶん非常に厳密でしかもあちこち難解で、読んでいて全く快適でなかった(読めている気がしない)ため、書棚に戻した。もしかしたらもう死ぬまで開かないかも知れない。
 シューマッハーの本は以前読んだ斎藤貴男氏の本に引用されていて部分的に感銘を受け、経済の勉強のつもりで読み始めたもの。まだ3章くらいまで読んだだけだが、聖書のごとく繰り返し熟読する価値がありそうだと思う。

某日 主治医のところで札幌市の「特定検診」(無料)とオプションの大腸がん検診を受けたので、その結果を聴きにいく。ちょっと悪玉コレステロールが多いそうなのだが、これは卵を減らすくらいで改善されるだろうとのこと。あとはおおむね異常なし。体重が多めなのはあまり気にしなくていいと言われ、むしろ「標準体重」では痩せすぎで老いて見えるきらいもあるとのこと。こんなふうに実際に即してユルいアドバイスをしてくださるので、私はこの先生が大好きなのである(笑)




4月1日~4月15日

某日 今回の地震では宮城県石巻市などの日本製紙の工場でも被害があり、東京での書籍・雑誌の印刷に影響が出ているという。インクも不足しているらしい。そんな報道を目にして「あっそうなのか」とやや衝撃を受ける。東北地方~北関東の太平洋岸には、実は製紙のほか自動車や製鉄・化学・電機などの大工場がずらずらと並んでいるのであった。中学生の日本地理では東北地方の工業は伝統工業とIC工場についてやるくらいで、また製紙というと東海工業地域とか北海道であり、さらに「京浜工業地帯では出版・印刷業がさかん」ということも扱うがそれは東京だけで完結しているかのようだ。中学生の多くはそう思っているだろうし、私もそうだったのだが、違った。東北太平洋岸には工業地域と呼ぶべきものがあり、東京の出版・印刷は「東北太平洋岸工業地域」の製紙に支えられているのである。この件についての認識不足を大いに反省。

某日 車の中で久しぶりにビートルズを聴いている。通称「赤版」「青版」と呼ばれている全集のCD。さらに、部分的に憶えていたり何度聴いても聴き取れなかったりする歌詞をまとめて読んでみようという気になって、ネット古書店で『ビートルズ全歌詞集』(シンコー・ミュージック、1991、277頁)というのを購入。対訳はないが、オリジナルでないものも含めレコーディングされた全曲の全歌詞が載っていて非常にありがたい。なんとなく聖書を手にしたような気分。

某日 北大十三条門そばの古書店『弘南堂』さんへ行く。自宅の書棚をざっと見渡し、ここ十何年も開いてさえおらず、未練もなく、かつ市場価値がありそうな数学や物理の教科書を段ボールに詰めて車で出かけた。高木貞治『解析概論』朝永振一郎『量子力学Ⅰ・Ⅱ』といった名著もあったので、全部で2000円くらいにはなるかなーと淡い期待をしていたのだが、なんと5500円にもなった。このところブックオフなどに漫画をどっさり持ち込んで全部で300円などということが多かったので、こちらの目の玉が飛び出した。よく知られた著者でしっかりした出版社から出た本は、多少くすんでいても価値は認められるということである。
 弘南堂さんには学生時代からお世話になっていて、教科書の調達もしたし、逆に手持ちの本を有り難い値段で買っていただいたことも幾たびか。なお、「返す刀で」店頭にあった『マクマリー有機化学 第6版 上・中・下』セットを購入(昨日の記事の本)。定価では13300円にもなるところ4000円であった(本当は4200円だったのだが御店主が200円オマケしてくれた)。“売上げ”が5500円であるから差し引き1500円の黒字。

某日 地歴講座の第1回。
    【歴史】古代文明のおこり(1)(2) 【公民】人権思想の発達
地歴講座で公民をちゃんとやることにした。「ちゃんと」というのはつまり、See-beを見るだけではなくて解説資料と一問一答を用意して、ということである。初回の資料を作り始めたらけっこう大変だったものの、講座の1週間以上前に完成。これは地歴講座の開闢以来のことである。実は歴史でも今回の2講座は新規のもので、資料は3月中に準備を進めて4月初旬には完成していた。いつもは新規分の資料は講義当日にやっと出来上がるということばかりであったのに、いったいどうしたことであろうか。マジメになったということか(笑)

某日 理科講座の第1回。
    【中3】細胞とその分裂/生殖 【中2】電流回路とオームの法則/直列回路と並列回路

某日 統一地方選の期日前投票へ。市長と市議は投票する人が決まっているのだが、道知事と道議が決まらない。知事の新人3名は方向に大差ない(ように見える)のだから票が分散するであろう。ここで以前にも書いたことを蒸し返すのだが、某党は首長選の場合、選挙に候補を出すことだけが目的になっていないか。それでは死票が増えるだけで、テキを利するだけなのである。

某日 内田樹『街場の大学論』(角川文庫、2010、343頁)を読了。

某日 西尾漠『新版 原発を考える50話』(岩波ジュニア新書、2006、215頁)を再読。



有機化学の教科書



川端潤『ビギナーズ有機化学』をいちおう読了したので、次の教科書を探すことにしました。今度は有機化学の独習にいよいよ本腰を入れるつもりなので、時間をかけて検討する価値があると思い、書店に出かけたり、amazonの書評を見たり、2ちゃんねるのスレッドを見たりもしました。そうしてだんだんわかってきたのは、以下のようなことです。

①アメリカ?の研究者の著作の翻訳ものが多く、それらは『マクマリー有機化学』のように著者名が書名の一部になっている。“国産”の教科書もあるが、定評のある本は翻訳ものに多い。

②ビギナー向けの次の段階には、『マクマリー有機化学概説』のように1冊にまとめられた「概説」または「概論」のグループがある。化学専攻でない理系学部レベルというところでしょうか。

③その上に化学専攻の学部生向けとして『マクマリー有機化学 上・中・下』といった、いわゆる定番の教科書がある。たぶんすべてが2分冊から3分冊でハードカバー。演習問題の解答はついていないか、あっても英語版の別冊になっている。ボリュームがあり、ワンセットを定価で買うと1万円をあっさり超えてしまう。

④さらに大学院生向けとして『ウォーレン有機化学 上・下』などがある。

--定評のある本が2~3分冊になっていて演習問題の解答も別冊、別冊が英語版ででも存在するかウェブサイトに公開されていればいいほうで、解答が手に入らないものも珍しくないのです。この辺が物理や数学の本と大きく違うところ。大学の授業で指定するものなら解答も用意されるかも知れませんが、こちとら独習者でありますので、解答がなくては無理です。

そんなわけで、最適の1冊(1種類)を探すのにけっこうな時間をかけることになりました。高価なものでもあり、また今回買ったらたぶん死ぬまでもう別の本は買わない。浮気しないでその本を何度も読む。そういうつもりで、多少背伸び気味でもいいから欲しいものを買おうと思いました。現在の実力に鑑みると②の概説・概論へ進むべきだったかも知れませんが、それを一通り読むのにたぶん1年では済まないうえに、苦労する割に満足が行かないかも知れない。人生の残り時間を考えるとそれではいけません。

というわけで、冒頭の写真の『マクマリー有機化学 第6版 上・中・下』(東京化学同人、2005)を購入しました。現在は第7版が出ていますが、最新版でなくても私には十分、といいますか私は車でも何でも中古が好きであります(笑)。北大十三条門そばの「弘南堂」さんにこの本がありましたので、本を売りに行ったその“売上げ”で買いました。定価で買うと3冊で13300円になるところ、4000円で買えました。いい買い物です。

1章も満足に読めなかったらどうしよう…という不安がないでもなかったのですが、例によってスターバックスに出かけて取りかかったところ、まず第1章は読めました(笑)。いま第2章の途中にいます。要所には例題と解法があり、次の練習問題には下巻の最後に略解があります。当座はこれで十分に充実した勉強ができそうであり、章末問題の別冊解答は追って入手するつもりです。

さて、早くも上がった成果を1つ。これまでニトロ基(-NO2)や硝酸イオン(NO3 2-)の電子の状態が私はわからなくて(窒素原子Nは結合の腕がふつう3本なのに、これらでは4本です)非常に気持ち悪かったのですが、マクマリーの第2章を読むうちに理解できました。孤立電子対を豊富にもつ酸素原子Oが“融通”するのですね。

読んでいて消化不良感がなく、それまでの疑問も解決される。ということで、たぶん相性の良い本を選ぶことができたのだと思います。



3月15日~3月31日

陽気が良くなってきました。日向に置いた車の中が暑くなっていてハンドルが焼けて熱いこともあります。この陽射しが被災された方々の上にも柔らかく届いていることを願ってやみません。

某日 震災後の週明けに、新年度の教材を例年より早めに注文する。東北地方太平洋岸経由の陸上輸送が大幅に遅れ気味の模様で、たとえば身近に感じられるところでは雑誌がいつもの発売日に出ない。被災池の人々の苦労を思えば雑誌の遅れなど何でもないのだが、4月になってあるべき教材がないと塾としては経済活動に支障がある。各教材メーカーの発送元はおおむね関東エリアにあるようであり、発送してもらってから到着までの時間が平常の倍ではきかないかも知れなかった。そんなわけで大急ぎで必要部数をカウントして取引先4社に発注した。
(その後、物流は予想していたよりも早く回復傾向となり、心配していたほどの遅れはなかった)

某日 次男の小学校の卒業式。これでその小学校に出かけるのは最後となる。思えば長男の入学手続きから始まって、運動会やら学習発表会やら、けっこう頑張って出かけたほうだ。絵本の読み聞かせなどというのもやったなあ。

某日 公立高校の合格発表。どちらかといえばチャレンジの受験生が例年に比べ多く、不安のタネだらけの年だったが、終わってみれば不合格はわずかに私立の1名1件のみ。合格率95%(=合格件数÷受験のべ人数×100)という好成績で、本人たちも私もスタッフも苦労の甲斐があった。

某日 春期講習スタート。新中1は例年どおり卒業式の翌週からすぐに開始する。午前10時から正午まで、まず1時間みっちり勉強したあと、1時間のテストゼミ。午前中だけでも塾で勉強してくれるからと毎年ご父母から好評なのである。

某日 思い立って、大学の学部時代(教養部のあと)に部分的に読んでいたマージナウ=マーフィ『物理と化学のための数学』(共立全書、1953)を勉強し直すことにした。陸水物理学の知北先生から薦められた本である。数学とか物理の取り組み方は化学よりはよほど良くわかっていて、進捗はひたすら遅いものの、紙とエンピツを手にまずは2時間ほど頑張った。何年ぶりかで偏微分の記号(∂)を書くときは、いささか手が震えた(笑)
 共立全書はトジが弱く、乱暴に扱っていると勉強しているうちに壊れる。それで私にも宇津徳治『地震学』という、壊れるまで読んだという本がちゃんと(笑)あって、共立全書の本を手にするたび葦編三絶(いへんさんぜつ)という故事成語を思い出すのである。上記の本はまだ壊れるほどは読んでいないし、壊すつもりで読むのではないが、壊れるほど勉強する価値はあるはず。
 さて、数学をやっているうちに電磁気学とか弾性理論にも手を出そうという気がムクムクと起きてきた。身体もアタマも少し余裕がある時期だとはいえ、まるで学部3年とか4年のときの気分であり、かなり異常(笑)。いったいどうしたことであろうか。人生の残りのカウントダウンに入り、自分は何に優先して時間を使いたいかが見えてきたということか。

某日 村山斉『宇宙は何でできているのか』(幻冬社新書、2010、226頁)を読了。宇宙全体の質量の96%は未知の物質(エネルギー)だという。あちこち非常に興味深くまたわかりやすいのだが、それと同じくらい難解で頭がついていかない部分もあり。ただし、全部をわかろうとするから大変に思うのであって、わからない箇所は目でなぞるだけでいい、ひとまず一通り読むことが大事だという知恵(笑)がついているので、難解ながらもけっこう快適に読み進めたのであった。