FC2ブログ
神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。  おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。  ★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
家族は妻と大型犬1頭。息子2人は東京と大津に在住。趣味は物理と化学と野球とギターとベース。



カレンダー

10 | 2008/11 | 12
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -



FC2カウンター



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



カテゴリー



全ての記事を表示する

全ての記事を表示する



メールはお気軽に

名前:
メール:
件名:
本文:



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



まとめの方法(5) テーマをさがす(中学生の場合)

(『神谷塾だより』の連載記事の転載です)

その2「何も見ずに書く」で外交史のことを書きました。ぜひ実行してみてくださいね。歴史の場合、わりあいよく勉強している人でも、普段は時代ごとの整理(ヨコの整理)に終始していることが多いだろう。そこを発想を変えて、外交なら外交、農業なら農業、というように歴史全体を通したテーマ別の整理(タテの整理)をしてみよう。たとえば、こんなテーマが思いつく。

●政治家とその仕事●法令●戦乱(よく2つセットになっている)●外交(中国・朝鮮)●外交(欧米諸国)●条約●農業技術●農業制度●経済(農業と一緒にやるといい)●宗教(おもに仏教)●書物●その他の文化…などなど。

勉強のはじめの段階ではヨコの整理が中心になるのだけれど、それだけでは知識はなかなか定着しない。ヨコの糸にタテの糸が組み合わされてこそ、しっかりした歴史の知識になるはずだ。

やってみるとわかるが、あるテーマに沿って整理をしていくと、それで一度歴史全体を復習することになる。テーマを替えて整理するたびに全体を通した復習をするので、ものすごく見通しが良くなっていく。しかも、ひとつひとつの復習が重要なポイントを押さえたものになっているはずである。似たような問題集を何冊もやる気はしないだろうし、やっても大した成果は上がらないものだが、これだと短い期間でめきめき実力がつく。問題集を解くというのは結局受け身の勉強であるのに対し、自分で内容を決めてする勉強は、やっている最中に脳がものすごく活性化しているのである。

地理もやってみよう。まず世界地理は

●山脈・平野・河川●気候帯●3大宗教+1●小麦の産地●米の産地●酪農地帯●地下資源の産地●重工業地帯…など。

歴史ほどきれいな“タテの整理”にはならないが、「それはやっておかないとマズイな」と思う人は多いだろう。次に日本地理は

●山脈・山地・河川・平野・盆地●気候●農業・畜産業●工業地帯・地域●貿易●政令指定都市と地方中枢都市…など。

日本の農業でも、とくに君たちの頭の中がぐちゃぐちゃになっていそうなのは野菜の栽培に関することだが、これは対になっているものをセットにして整理するといい。つまり、抑制栽培-促成栽培、近郊農業-輸送園芸農業、施設園芸農業-露地栽培、といった具合だ。果樹ならミカンとリンゴはかなり対照的。こういうことを地道にチェックしていかないと、得点はなかなか増えないものだ。

社会科全体では、ASEAN、GHQ、GDPといった略語30くらいの知識が高校入試では必要だから、これも整理しておきたい。整理したらトイレの壁に貼ろう(家族にも感謝されるにちがいない)。

今回は社会科について述べたが、「テーマをさがす姿勢」は他の教科でも重要だ。理科ならたとえば「化学式」や「化学反応式」、英語なら「be動詞を使う文」や「よく使う前置詞」など。数学や国語でも工夫できるにちがいない。

終わりに、これまで述べてきたテーマをまとめて挙げておきます。これらを参考に、自分なりの方法もぜひ開発して、実りある勉強を続けてください。

1.エンピツだけでどんどん書いてゆく
2.何も見ずに書く
3.間違えたところから書く
4.書く過程こそが勝負
5.自分でテーマをさがす



例の2兆円

11月25日付の北海道新聞に、「2兆円こう使ったら?」という記事がありました。国民ひとりひとりに給付するのでなく、教育・医療・介護などなど、2兆円(プラスアルファ)あればこんなことができる、という事業を考えてみたものです。以下、その記事とダブりますがちょっとご紹介を。

●公立・私立を問わず全日制すべての高校生の家庭の負担を1年間ゼロにできる
 公立52万円/年、私立104万円/年、全生徒348万人で、計2兆3500億円。
 学費の滞納や経済的理由による退学をなくすことが可能に。

●介護職員の報酬を全国の一般労働者の平均月収まで引き上げられる
 平均月収は介護職員が現在税込で16万5800円、一般労働者が30万1000円。
 2兆280億円でこの差が埋まる。

●2兆円を定期預金にして利息でインフルエンザ予防接種 
 北洋銀行の1年定期で64億円の利息。
 インフルエンザ予防接種の負担をひとり3000円とすると、213万人分をまかなえる。

●産婦人科医(年収2000万円)1万人を10年間雇用できる 
 47都道府県で産婦人科医を平均212人増やせます。

●全国の自治体病院の累積赤字2兆15億円をほぼ解消できる

●公立保育所218か所(定員90人として)を建設し、全国の待機児童19550人を受け入れられる

●公立小中学校約1万棟の耐震化を1年で終えることができる(約8000億円で可能)

●4年制大学の全学生277万人の授業料総額約2兆800億円をほぼ1年無償にできる

●重度の栄養失調に陥っている世界の子ども2000万人に栄養治療食(約1245億円)を16年間供給できる

…というのを読みまして、考えさせられました。

どうやら麻生氏の思いつきで決まった給付金。私は「くれるというものはもらっておく」(笑)ほうなので、家計の足しにすることになるはずですが、一家で数万円という金額は小さくはないが、泡沫のように消えてなくなるものです。

それを上記の事業のどれかひとつにでも回していたら、それがどれであっても、国家の(または世界の)懸案事項を一時的ながら快方に向かわせることになるのです。

ポンと出せる2兆円があるのなら、そういうことに遣ってもらいたいものだ。国民のひとりとしてはそう思います。そういうお金の遣い方を考えるのが、政治ではないのでしょうか。



教室風景

思い立って教室の写真を撮り直しました。神谷塾HPの「教室風景」のページに載せてあります。
一部はここにもアップしておきますね。

教室入口付近から奥を見たところ。


教室奥から入口付近を見たところ。


“島”は現在4つ。島の形や数、位置は、生徒の在籍状況によって、また私のそのときの気分によって(笑)、正確にいうといちばん生徒を指導しやすい形態になるように、随時変化します。

最後にビルの外観。神谷塾は2階の右端です。1階は9月30日まで「サンクス」が入っていましたが、現在は空室です。サンクスが撤退して1か月経ちました。早くどこか入らないかなあ。