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神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。  おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。  ★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
家族は妻と大型犬1頭。息子2人は東京と大津に在住。趣味は物理と化学と野球とギターとベース。



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『ドスコイ警備保障』

先日読んだ『都立水商!』に続いて、室積光『ドスコイ警備保障』(小学館文庫) を読んだ。やたらと面白く、またしても一気に読み終えた。今年は本をあまり読めていないが、この2冊がダントツである。

廃業力士の再就職先として設立された「ドスコイ警備保障株式会社」。ガードマンとしてこれ以上ないという人材ぞろいの会社である。連続強盗犯を半殺しにして世間の脚光を浴びたかと思うと、ボディガードを引き受けたある外タレに大受けして世界中にブレイク。会社は着々と軌道に乗っていく。社長はもちろん、やがてできる大阪や東北の支社長も元力士。

ただの荒唐無稽なギャグではなく、この会社を設立するに至った深い理由が次第に明らかにされていく。登場人物はそれぞれ魅力的だが、とくに「大東山」(四股名)のドラマはいい。

『都立水商!』もそうだったが、登場人物がチラリといいことを言う場面がある。『ドスコイ』を読みながら「そうだよなあ」と考えさせられ、思わずページの角を折ってしまった箇所が3つあるので、要約して紹介しておこう。

(劇団で芝居の稽古をする若者に、俳優丸田高広が)
俳優としてお金を稼ぐことはなかなかできるようにはならないのだから、いまは何で稼いでもいい。しかし、俳優としてのお金の<使い方>なら今すぐ実行できる。いい芝居や映画を観たり、バレエのレッスンを受けたりすることだ。俳優としてふさわしいお金の使い方をしろ。

(やはり俳優丸田が)
こだわりを持つのは良くない。こだわることは自分の狭い経験や考えの中にこもることだから、そこからいいものはできない。

(役者兼バー経営者の西田静志郎が)
成功する人の発想というものがある。成功した人間は、成功の理由を自分の力とは言わず「運が良かった」と言う。挫折した人間は「努力が足りなかった」と言う。これが、成功した人間が「努力したから」と言い、挫折した人間が「運がなかった」と言ってたらだめなんだ。

室積氏は俳優を経て劇作家、という経歴の持ち主であるようだ。おそらくは、自身の分身として俳優たちを登場させ、自身の言葉を語らせているのだろう。




10月22日~10月27日

10/22(日)
寒い日だった。終日、長男の少年野球の試合と練習に付き合う。アルバムの写真はおおむね揃った。
夜は、プロ野球日本シリーズをテレビ観戦。この日しか生中継は見れないかも知れないので楽しみにしていたが、中日は2-5で負け。先発が山本昌だというので悪い予感がしていたのが的中。中日らしいといえばあまりにも中日らしい、ふがいない負け方だった。
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高校必修科目の履修漏れについて

全国の高校で「必修漏れ」が露顕して世間をにぎわせています。

当事者である高3の子たちには災難だとしか言いようがありません。「必修漏れ」に該当する生徒の多くが大学受験を控えているでしょう。本番に向けてスパートをかけなくてはならないのに、冷水を浴びせられたような気分でいるでしょう。

今回当事者となってしまった全国の高3のみなさんには、逆境にめげず、がんばって乗り越えてほしいと思います。最小限の労力で単位が取れるよう、先生たちも、行政も、知恵を絞るはずです。その授業時間内で必要なすべてを消化できるよう、授業中は内職などしないでその科目に集中してください。内職は私も高校時代に経験がありますが、成果は上がらないものです。だとすれば、「どんな科目の勉強も巡り巡って何かの役に立つ」と考えて、積極的に取り組むほうがプラスになると思います。

教職員の方々は、自校のカリキュラムについて共通の認識を持って仕事をしていた。だから校長・教頭や教務主任だけに責任があるわけではありません。自分の学校の生徒のために全力であたってほしい。短期に集中して授業せざるを得ない地歴科などの先生は大変だと思います。が、やるしかありません。

今後それぞれの高校が取るであろう窮余の方策は、どんな上手い手だとしても生徒にとっては過重な負担です。単位不足の量にもよりますが、年内に目処をつけてしまうのが理想的でしょうね。冬休みに入ったら、生徒はセンター試験のことで頭がいっぱいになる。1月を過ぎるとセンター試験のほか私大の入試も始まる。国公立大の入試は、後期試験を考えれば3月中旬まであります。いますぐに補習を始めて、早くケリをつけてほしいものです。
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10月14日~10月21日

10/14(土)
午前の中3の数理講座を休講にしたので夜まで授業はなし。ちょうど息子たちの小学校の授業参観日だったので出かける。午後から出勤して中学理科の指導資料(中1植物・化学)。
18:00~19:30 中1数理講座(数学:比例と反比例(1)、英語:疑問詞 when, where の用法)
20:00~21:50 中2数理講座(数学:三角形、英語:There is…の文)

10/15(日)
長男の少年野球に終日付き合う。
この日はメンバー全員の遠投とベース1周のタイムを測定した。後者は、早い子で17秒台、あとは20秒台くらいまでのようである。そこにいた大人も戯れに走ることになってしまい、おれも走ったら18秒台だった。いちばん若い30代後半?のコーチが16秒台だったから、意外に俊足だ(笑)。直線だったらもっと差がついたはずだが、四角に曲がっているからこうなのだろう。ちょっといい気分。ただし、心配したとおり、そのあと筋肉痛と膝痛が始まってしまった。
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硫化鉄の生成

先日、生徒と一緒に中2理科「化学変化と原子・分子」の問題を解いていました。鉄の粉末と硫黄の粉末の混合物を試験管に入れてガスバーナーで加熱すると、鉄と硫黄が化合して硫化鉄ができます。
   鉄+硫黄→硫化鉄
   Fe + S → FeS

このとき、混合物を加熱し続けるのではなく、一部を加熱して反応が始まると、加熱をやめても反応は続きます。鉄+硫黄の化合のときに熱が出るため、その熱がまた次の化合を引き起こすのです。もともと加熱しなくても水でこねてダンゴにしておけば(つまり、鉄原子と硫黄原子が接触していれば)反応は始まるので、バーナーで加熱するのは最初のきっかけを与えるためということになります。

さて、加熱するその「一部」は、私は原理的にはどこでもいいのだろうと考えていました。ところが、ある出版社の問題集に、「試験管の上部・中部・下部のどこを加熱するか」選べ、という問題があるではありませんか。正解は「上部」なのですが、中部や下部ではいけないという説明がありませんし、私も詰まりました。確かに生徒はそのように教わるし、教科書にもそうあるので、記憶にしたがって上部を選べばいいのでしょうが、それでは理科ではありません。上部を選ぶからにはその理由があるはずで、理由も知らずに上部だと憶えるのはただの“暗記”でしかありません。

私はもともと理科や社会を暗記科目だとするのには抵抗があります。暗記というのはおそらく「わけもわからず記憶すること」で、歌の歌詞とか般若心経をそらんじるのはいいとして、勉強の場面ではしばしば「電話帳を憶える」かのごとき苦役となります。そんなことでは理科も社会もできるようにはなりません。「暗記科目が苦手だ」という子どもは、理科や社会を暗記だと思っているから、いつまでたっても苦手なのだと思います。

さて、上の問題はわけがわからなければまさに暗記を助長する例となってしまうので、私の気が済みません。それで、いつも頼りにしている「新理科教育ML」に質問の投稿をしました。

「鉄と硫黄の混合物を試験管に入れて加熱するとき、なぜ混合物の上部を加熱するのでしょうか」

すると、代表の左巻健男氏(同志社女子大教授)ら化学分野に強い方々から回答をいただきました。整理するとこうです。

1.下部を加熱すると、下部では化合が起きるが、溶けた硫黄が底にたまって化合が中途で終わってしまう。だからといって下部からの加熱を続けると、温度が上がりすぎて試験管が割れる。また、火力を上げてガーッと全体を加熱しようとすると、反応の熱がいちどに発生して危険、ということもある。

2.上部を加熱すれば、溶けた硫黄は下方に流れていくだけなので、反応が中途で止まることはない。

3.なお、バーナーでの加熱をやめても反応が進行する様子を目で見ることができるので、化合によって熱エネルギーが発生し、それが次の反応を引き起こしてゆく様子がよく観察できる。この点でも、上部を加熱する方式は優れている。この方式を開発したのは大竹三郎さんという方(故人)で、1962年のことだそうです。

といったことでした。

ほんとうは自前のラボを持って、自分でいろいろやってみるべきなのです。しかし神谷塾は現在(たぶん今後も)間借りの状態で、火気を使う実験はできそうにありません。物理分野の光とか電気なら、装置さえあればできると思うのですが。


10月1日~10月13日

明日の朝予定していた中3の数理講座を休講にしたのでちょいと余裕ができた。気がついたらもう10月も半分終わろうとしている。爽やかだった初秋の時期ははかなく過ぎ去ってもう寒い。

ときどき覗いてくださっている方もおられるので、(こんな具合じゃいけないのだけど) better than nothing 何もないよりはマシということでこの間のような業務記録を。

10/1(日)
休日出勤で 9:00~13:00 中3の模擬試験。「学力テストB」の対策で、同じ出題範囲のもの。監督しながら採点をして、終了後すぐ長男の少年野球の試合・練習に。アルバム写真の撮影の続き。
家族全員くたびれたので、夕食は久しぶりに回転寿司に行った。


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9月20日~9月30日

ちょっと油断すると更新できないまま何日も過ぎてしまう。ブログを書くのも随分と慣れたつもりだったが、まだまだ。さしあたり、9月の下旬に何をしていたのか、簡単に記録しておこう。(これだけなら毎日でも書けるはずなんだけど)

9/20(水)
午前はピアノ。ぜんぜん練習していけず、先生の前で練習。それでもエチュードを1曲終わらせた。午後は中学理科の指導資料を作成(中2電気)。
16:00~22:00 個別指導。その後残業。


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