神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて、北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
2004年、『新しい科学の教科書』(文一総合出版)の検討委員。
現在、妻と息子2人(小6と小4)との4人家族。ほかに巨大犬が1頭。



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不誠実な教科書:たとえば植物の分類

中学1年のお子さんで、理科の学習が第2分野から始まった方は、そろそろ「植物」の単元が終わるころでしょうか。

その中で種子植物の分類をやります。種子植物は裸子植物と被子植物に分かれ、被子植物は単子葉類と双子葉類に分かれます。

■種子植物=花が咲き、種子ができる。多くは種子でふえる。
 ●裸子植物=花に子房がなく、胚珠がむきだしになっている。マツ・イチョウなど
 ●被子植物=花に子房があり、その中に胚珠が包まれている。
   ◆単子葉類=子葉が1枚。葉脈は互いに平行。根はひげ根。イネ科やユリ科など。
   ◆双子葉類=子葉が2枚。葉脈は網目状。根は主根と側根とからなる。

さらに、双子葉類は…とくるのですが、ここが問題です。学校の教科書には「離弁花類と合弁花類に分かれる」とあるのですが、この表現には注意が必要です。双子葉類の中に、離弁花・合弁花というものがあるのは事実で(単子葉類にはこのような言い方をしません)、

     ★離弁花=花びらが1枚1枚離れているもの。サクラのようなやつ。
     ★合弁花=花びらが合わさっているもの。アサガオのようななつ。

というものですが、「離弁花類=離弁花をもつグループ、合弁花類=合弁花をもつグループ」ではないのです。ここのところが、教科書にはきちんと記載されていません。
[続きを読む]

テーマ:理科の学習 - ジャンル:学校・教育