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神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。  おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。  ★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
家族は妻と大型犬1頭。息子2人は東京在住。趣味は物理と化学と野球とギターとベース。



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絵本の読み聞かせに

小5の次男の小学校のクラスで絵本の読み聞かせをしてきました。

普段の朝読書の時間に時々お母さん方の有志が読み聞かせに行っていて、うちの妻も常連。たまには親父にも読ませてみてはどうかという声がどこからか出たらしく、朝なら時間の融通が利く私に声がかかったのでした。5年生は3クラスで、今日は私のほかPTA会長氏ともう一人で3人とも親父が登場。

5年生相手に絵本でいいのか?とはじめ首を傾げましたが、時間が短いので字数が少ないものが合っているのです。それに絵本だから幼稚というわけでも全くありません。その絵本は何がいいのか?と声がかかった頃から自宅の書棚を物色し始めました。

雪のシーズンでもあるし、絵も綺麗だし、ということでなんとなく宮沢賢治『雪渡り』か新美南吉『手袋を買いに』を考えていたのですが、読んでみると長くてとても10分には納まらない。それに、『雪渡り』にはあの「かた雪かんこ、しみ雪しんこ」といった調子のいい歌というかお囃子みたいなのが沢山あって、朗読するには上級者向けという感じ。また『手袋を買いに』は母狐と子狐の話であるうえ、“挿入歌”としてシューベルトの子守歌「眠れ眠れ母の胸に」が出てきたりして、どう考えても親父ではなく母親の(笑)朗読向けです。

というわけで、前夜になってやっと見つけたのが『かさじぞう』。大晦日~元日という設定なので非常にタイミングが良く、主役はしがない笠売りのじいさんで感情移入もしやすい(笑)。最後はメデタシメデタシで終わりますし、話は短いのでゆっくり読んでも所要時間5分足らずです。

短くて物足りないと思われても惜しいので、もう1冊、これも短いウクライナ民話『てぶくろ』も用意しました。これも雪のシーズンにはぴったりです。ネズミ・カエル・ウサギ・キツネ・オオカミ・イノシシ・クマ、と順に登場して、手袋(ミット)に入っていきます。登場順に体が大きくなるので恐らく声は低くなりますから、ネズミやカエルは高い声で始めて、クマのところで最低音になるように少しずつ低くしていく、てなことも試みました。

『てぶくろ』でいちばん可笑しいのは、たぶん6番目にイノシシが「入れてくれ」と言ったあと(もう満員なので)「ちょっとむりじゃないですか」「いや、どうしても入ってみせる」とやりとりするところ。ここで笑いが取れるといんだが、と期待していたら、爆笑とはいきませんでしたが子供らの中からクスクスと笑いが漏れました。上出来でしょうか。

なお、『てぶくろ』の英語版で上のイノシシの台詞は“Yes, I can. I will.”となっていて、シンプルながら感じがよく出ていて笑えます。他の台詞もなかなか楽しいので、英語版もお勧めです。



「比較」の「比」の字はどう書くの

神谷塾の小学部・中学部では、生徒がどんな文字を書いているかという点にかなり注意をしています。丁寧な読みやすい文字であることが第一。読みづらい文字を書いていれば書き直しをしてもらって、その上で文字の書き誤りがないかどうかに気を付けながら、マルつけをしていきます。国語に限らず、理科でも社会でも、なんでもです。読みづらいかどうかの基準は私の主観なのですが、おおむねノーマルだと思いすし、この件で苦情などをいただいたことはありません。10段階でいうなら6か7くらいでしょう。

日本に生まれたからには日本語の表記が最低限きちんとできる必要があると思いますし、何より塾としては入試の対策という側面が重要です。どの教科でも誤字は減点の対象になりますし、国語の書き取りではスタンダードな書き方ができていないと失点につながります。

ひとつの頭脳が己れの手に書かせている文字ですから、理科や社会の答では間違いだらけなのに国語ではきちんとできる、などということは普通はあり得ない。あるとしたら、本当はきちんと書けるのに理科や社会ではサボッているフトドキ者だということですね。

さて、スタンダードな書き方が守られていない漢字の代表格は「蒸発」の「」と「比較」の「」でしょう。
[続きを読む]

「明日は塾に行けません」

今日は私の積年の疑問についてです。

生徒がときどき「明日は塾に行けません」と言ってきます。どこの塾に行けないのかというと、どうも神谷塾のことのようなのですが、彼なり彼女は神谷塾の教室でそう言っているのです。「正しくは『塾に来れません』とか『来られません』じゃないの」と私が言うと、彼なり彼女は<何を言われてるのかしら…><また先生が細かいことでお説教を始めちゃった>(笑)という顔をします。

これは特定の生徒のことではなく、塾に在籍する少なからぬ数の生徒がこのような言葉遣いをしますし、神谷塾開業以前、札幌で塾の教師を始めた12年ほど前から、ときどき耳にしてはずっと気になっています。

私が何を気にしているか、おわかりいただけているでしょうか。
[続きを読む]