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神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。  おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。  ★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
家族は妻と大型犬1頭。息子2人は東京在住。趣味は物理と化学と野球とギターとベース。



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公民の勉強を始めよう

連休明けの5月12日に書いた記事「社会科の進度が遅い件」の続きです。

中3の皆さんの学校では,社会科の授業はもう公民に入っていますか。「当たり前だろう」と言う人は幸いです。正味で残り4~5か月となった中3の学年で,公民をきちんと教えて卒業させよう(高校入試を受けさせよう)--という意思が先生方にあると期待できるからです。授業にしっかりついて行ってください。

2学期には学力テスト総合ABCがあり,それぞれ
 A(9月11日) 現代社会・日本国憲法
 B(10月10日) Aの範囲+人権保障・国の政治 
 C(11月7日) Bの範囲+地方自治
(手許に今年度の出題範囲表がないので昨年度の内容を書いています。例年こんな風です)と,公民分野の前半からきっちり出題されます。

道コンでも,
 第3回(10月19日) 現代社会 人権思想と日本国憲法 基本的人権 …①
           選挙と政党・三権のはたらき …②
           【①から1題必答,①②から2題中1題選択】
 第4回(11月23日) 第3回の範囲+地方自治【必答】
 第5回(1月11日) 第4回の範囲+消費・市場と企業・金融【必答】
 第6回(2月1日) -入試予想問題につき出題内容は秘密-

という範囲で出題されます。第2回(8月11日)では範囲は地理・歴史のみです。

これらを利用して学習内容のまとめをしていけばそのまま入試の準備になります。がんばってください。

さて--

中学によっては今やっと歴史の終盤というところもあるに違いありません。せめて夏休み前までには歴史を“効率よく”終わらせてしまおう,という程度の意思は先生方にはあると期待したいところです。しかし,だとすると,公民は涼しくなるころに始まり,残り正味3~4か月の期間で“効率よく”授業をされるか,下手をすると(先生方が…)入試までに公民が終わらない(!)可能性があるわけです。

実際,西区のある中学では「学力ABCに授業が間に合わない」ということがしばしば起こっています。重症ですね。呆れている場合ではないのですが。

前の記事にも書いたとおり,公民は大人も普段関知しないような政治や経済の初歩を学ぶので,14~15歳の少年少女には難しいものです。歴史以上に“効率のいい”学習などできません。“効率のいい”授業をされてしまうか,下手をするとABCとか高校入試に間に合わない可能性がある皆さんは,今日からでも公民の学習を自主的に始めてください。自分の学力は自分で守らなくてはね。

教科書の最初にある「現代社会」のところは自習しにくいので,小6で少し学んで予備知識があり,歴史とも重なる部分のある憲法と政治のところから始めるのです。教科書を読んでノートに整理していくのがお勧めですが,これが要領良くできない人は,教科書を読みながら中学や塾のワークの基本問題を解いてみるだけでもいいでしょう。「一問一答」形式の問題ならすいすい行けるはずです。なにより手を動かして書いてことが大切です。

公民の憲法・政治の分野では「国の交戦権の否認」とか「内閣の助言と承認」とか「健康で文化的な最低限度の生活」といった憲法の文言を理解・記憶する必要がある。また,その後にくる経済分野とか国際社会のところは政治分野以上に難しいように思います。ぜひとも早めに着手してください。公民の授業が順調に進んでいる中学の人も,予習を進めておくと絶対にいいですよ。




社会科の進度が遅い件

その昔,私が中学生だった40数年前は,中1・中2で地理・歴史を,中3で公民を学んでいました。中3になったところでスキッと公民をスタートしたのです。私が塾で教え始めた約25年前も,確かギリギリこの線は守られていたと思います。歴史の最後のほうが中3に持ち越されたとしても分量は多くなく,遅くとも5月のどこかで公民に入る学校がほとんどだったはずです。

今はどうかといいますと,地理を中1・中2でというのは変わりありません。歴史は,日清・日露戦争あたりの近代までを中1・中2で学び,第一次世界大戦以降の現代史は中3に割り当てられています。人類が滅亡しない限り現代史の学習事項は毎年増える道理ですので,中2まででは十分に消化できなくなったということが背景にあるでしょうし,近代・現代の学習内容を充実させるという文科省の方針もあったためです。生徒の身になってみれば,中2までに歴史全部を詰め込まれるよりも現代史は中3できちんと教わったほうがいいに違いありません。そして,地理と歴史の基礎をひととおり学んだあとで公民に入る,という流れになっているわけです。

さて5月になり,中3の子らがいま学校で第二次世界大戦のあたりを勉強しているのだとしたら順調でしょう。ところが,中学によっては「江戸時代がまだ終わっていない」というところがあるはずです。まさかと思われる方がいらっしゃるでしょうが,事実です。神谷塾に来ている中3生に進捗状況を尋ねると毎年そういう目に遭っている子がいますので。(神谷塾には西区を中心に複数の中学から少しずつ生徒が集まっています)

中3の5月は連休のあと修学旅行があり,6月は1学期の定期テストがありと,なかなか授業が進まない。そんな状況でいま江戸時代のどこかにいるということは,夏休みまでに現代史が終わらないということです。終わるのだとしたらずいぶん“効率のいい”授業をされることになりますね。日本の近代史・現代史は世界との関係が深くなってとても複雑で高難度ですから,“効率のいい”授業などされたら生徒はたまりません。

本来,中2までに近代が終わるように計画的に授業をすれば,中3の1学期の半ばで歴史は終わり,暑くなるころには公民を始められるはずなのです。公民は公民で,大人も普段関知しないような政治や経済の初歩を学ぶので難しいものです。歴史以上に“効率のいい”学習などできません。

話が長くなりました。では,上のような目に遭っている中3生はどうすればいいでしょうか。歴史は学校の後追いをすることにして,公民の勉強を自主的に始めてはどうでしょう。教科書の最初にある「現代社会」のところは自習しにくいので,小6で少し学んで予備知識のある憲法と政治のところから始めるのです。教科書を読んでノートに整理していくのがお勧めですが,これが要領良くできない人は,教科書を読みながら中学や塾のワークの基本問題を解いてみるだけでもいいでしょう。「一問一答」形式の問題ならすいすい行けるはずです。なにより手を動かして書いてことが大切です。

公民の憲法・政治の分野では「国の交戦権の否認」とか「内閣の助言と承認」とか「健康で文化的な最低限度の生活」といった憲法の文言を理解・記憶する必要があるので,早めに着手したほうがいい。「予習」がしてあれば,涼しくなるころ中学で“効率のいい”授業をされてしまっても追随していけるはずです。



例の2兆円

11月25日付の北海道新聞に、「2兆円こう使ったら?」という記事がありました。国民ひとりひとりに給付するのでなく、教育・医療・介護などなど、2兆円(プラスアルファ)あればこんなことができる、という事業を考えてみたものです。以下、その記事とダブりますがちょっとご紹介を。

●公立・私立を問わず全日制すべての高校生の家庭の負担を1年間ゼロにできる
 公立52万円/年、私立104万円/年、全生徒348万人で、計2兆3500億円。
 学費の滞納や経済的理由による退学をなくすことが可能に。

●介護職員の報酬を全国の一般労働者の平均月収まで引き上げられる
 平均月収は介護職員が現在税込で16万5800円、一般労働者が30万1000円。
 2兆280億円でこの差が埋まる。

●2兆円を定期預金にして利息でインフルエンザ予防接種 
 北洋銀行の1年定期で64億円の利息。
 インフルエンザ予防接種の負担をひとり3000円とすると、213万人分をまかなえる。

●産婦人科医(年収2000万円)1万人を10年間雇用できる 
 47都道府県で産婦人科医を平均212人増やせます。

●全国の自治体病院の累積赤字2兆15億円をほぼ解消できる

●公立保育所218か所(定員90人として)を建設し、全国の待機児童19550人を受け入れられる

●公立小中学校約1万棟の耐震化を1年で終えることができる(約8000億円で可能)

●4年制大学の全学生277万人の授業料総額約2兆800億円をほぼ1年無償にできる

●重度の栄養失調に陥っている世界の子ども2000万人に栄養治療食(約1245億円)を16年間供給できる

…というのを読みまして、考えさせられました。

どうやら麻生氏の思いつきで決まった給付金。私は「くれるというものはもらっておく」(笑)ほうなので、家計の足しにすることになるはずですが、一家で数万円という金額は小さくはないが、泡沫のように消えてなくなるものです。

それを上記の事業のどれかひとつにでも回していたら、それがどれであっても、国家の(または世界の)懸案事項を一時的ながら快方に向かわせることになるのです。

ポンと出せる2兆円があるのなら、そういうことに遣ってもらいたいものだ。国民のひとりとしてはそう思います。そういうお金の遣い方を考えるのが、政治ではないのでしょうか。



「拡大地歴講座」の拡大

地理・歴史とも1回1テーマずつやることにした今年度の地歴講座。公民をどうしようか…と実はずっと気になっていたのを、やることにしました。ついでといってはいけませんが、地歴講座にせっかく中3生も聴講に来てくれているのだから、地理・歴史を話し終えたその後の少しの時間、彼らのために一席ぶつことにしたのです。

例年の中3生のことを考えると、公民は攻略しにくい科目のようです。近現代史や思想史とからんで難しい部分があるし、選挙に行ったこともないのに選挙のことを勉強させられる。経済に至っては私にもよくわかってないところがある(★)のですから、中学生にはもっと難しいはずです(たぶん)。

★恥を忍んで白状しますと、たとえば「高度経済成長」。日本人がみんな勤勉に頑張って豊かになったということですが、それだけでは日本全体の冨は増えませんよね。頑張って工業生産を増やし、輸出を増やし、外貨を稼いだから日本全体の冨が増加したのだ、と私は理解しているのですが、外貨を稼いだ=外国の冨をむしり取って豊かになった、という意味の説明を見たことがありません。そうじゃないかなーと思いつつ、確信が持てずにこの歳になっています。(どなたかのご教示を賜りたいです)

私は前の職場では地理も歴史も公民もわかったようなフリをして中学生に授業していましたが、「数理英重点指導」の神谷塾を開いてからは基本的に社会科は学校任せでした。だって、中学校には社会科専従の先生がいるのだし、私は地理は多少は強いつもりだし歴史も好きだけれど、(威張ることではありませんが)社会科は素人なんですからね。

ところが、先々週ある中3生のお母さんと早めの進学相談会をしたら、うちの子は歴史は好きなんですけど公民が大嫌いで…という話になりました。学校で公民を教わる先生ともソリが合わなさそうなので心配だそうです。せっかく成績はいい感じで上向いているのに、肝腎の中3で
公民大嫌い+先生も嫌い→勉強したくない
ではまずいのです。
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統一地方選によせて

近々、全国各地で首長や地方議会議員の選挙があります。マスコミでは特に東京都知事選のことが取り上げられていて、国政だとか安倍内閣のことはかすんでしまっている感じです。

東京都知事選は、現職の石原氏をふくめて候補者は4名だったでしょうか。先日その4名が「NEWS23」に総出演しているのをたまたま見て、なんとも痒いところに手が届かない不快さを覚えました。石原氏が弁舌巧みに?言いたい放題言っているのを他の候補者がビシッと抑える場面とか、石原氏がぎゃふんという場面を期待したのですが、どうにもスキッとしない発言ばかり。黒川氏は問題外としても--反石原票を吸収してしかも石原氏の得票には及ばず、結果として石原氏の援護射撃をするために出てきているのでしょうから--、浅野氏にもうちょっと迫力を出してもらいたいですね。

共産党にはもう候補者を出すなと言いたい。反保守票を吸収してしかも当選には至らないのですから、保守側を利するだけです。今のままなら候補者を出さないか、もっと望ましいと私が思うのは、社民党や民主党リベラルと一緒に新しい政党をつくること。

というわけで、話題としては古いのですが、2005年の衆院選のときに『神谷塾だより』に書いたものを載せておきます。(一部加筆)
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