神谷塾的勉強と受験と子どもの教育
札幌で学習塾を営む神谷が、日々生徒と接しながら考えたことをつづります。おすすめの勉強法や高校・大学受験、教育全般に関する話題を書いていきます。★コメントには必ずお返事します★

プロフィール

神谷英樹

Author:神谷英樹
1962年、愛知県知多郡に生まれる。
1981年、愛知県立半田高校を卒業。
1983年、予定外の2年の浪人生活を終えて、北海道大学に入学。
1988年、北海道大学理学部地球物理学科を卒業、地質コンサルタント会社に入社。浦和市(当時)にあった研究所に勤務。
1995年、どうしても北海道に戻りたくなってその会社を退職。札幌市内の学習塾で講師の職を得る。
2001年、独立開業。屋号を神谷塾とする。
2004年、『新しい科学の教科書』(文一総合出版)の検討委員。
現在、妻と息子2人(小6と小4)との4人家族。ほかに巨大犬が1頭。



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なぜ中学受験に積極的でないか(続の続)

本日(2月2日)付の北海道新聞「札幌圏」の記事「12の春−中学入試はいま」(5回連載の第4回)に、名入りでコメントを載せていただきました。

中高一貫私立へ進学する子が増えている中、中高一貫のメリットを語る業界人は多いけれど、デメリットを言う人はあまりいない。それで、私がこのブログに書いた次の文章(2006年9月)を担当の I 記者が発見、連絡をくださいました。

「なぜ中学受験に積極的でないか」
「なぜ中学受験に積極的でないか(続)」

いちおう教育系のブログを目指して書き始めたのがいつしか野球やカラオケの話なども混ざり、ずぼら人間の見本を示すような駄文の集合と化しています。ネットの海のモクズと消えてもおかしくない状態でここまで来ましたが、たまに真面目な文章もがんばって書いていた甲斐があったようです。

I 記者から1月21日にメールが来て翌22日に来訪。「新聞社の取材を受けて記事になる」という経験は、前々職(地質調査の技術者)のときにありましたが、塾屋になってからは初。取材は受けても記事になるとは限らないので妻以外には黙っていました。どうやら掲載されるに足るコメントはできたようで、予想していたよりも大きく、連載4回めの「ラストを飾る」ような扱いで書いていただきました。ちょっと身の丈に合わないような、落ち着かない感じです。

というのは、日能研や四谷大塚といった超有名どころと提携している塾、札幌セミナー、増進会といった大手が札幌圏の中学受験をリードしている−−という内容がずっと続いたあとで

「これに対して西区の塾経営・神谷英樹さん(四六)は…」

と、名だたる大手を向こうに回してひとりで反旗を翻してでもいるかのようなのですね。読者が納得してくれるようにまとめていただいてはいますが。

※なお、年齢が46となっていますが私はまだ45です。

さて、「続の続」として「積極的でない」わけをひとつ追加しておきましょう。


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高校必修科目の履修漏れについて

全国の高校で「必修漏れ」が露顕して世間をにぎわせています。

当事者である高3の子たちには災難だとしか言いようがありません。「必修漏れ」に該当する生徒の多くが大学受験を控えているでしょう。本番に向けてスパートをかけなくてはならないのに、冷水を浴びせられたような気分でいるでしょう。

今回当事者となってしまった全国の高3のみなさんには、逆境にめげず、がんばって乗り越えてほしいと思います。最小限の労力で単位が取れるよう、先生たちも、行政も、知恵を絞るはずです。その授業時間内で必要なすべてを消化できるよう、授業中は内職などしないでその科目に集中してください。内職は私も高校時代に経験がありますが、成果は上がらないものです。だとすれば、「どんな科目の勉強も巡り巡って何かの役に立つ」と考えて、積極的に取り組むほうがプラスになると思います。

教職員の方々は、自校のカリキュラムについて共通の認識を持って仕事をしていた。だから校長・教頭や教務主任だけに責任があるわけではありません。自分の学校の生徒のために全力であたってほしい。短期に集中して授業せざるを得ない地歴科などの先生は大変だと思います。が、やるしかありません。

今後それぞれの高校が取るであろう窮余の方策は、どんな上手い手だとしても生徒にとっては過重な負担です。単位不足の量にもよりますが、年内に目処をつけてしまうのが理想的でしょうね。冬休みに入ったら、生徒はセンター試験のことで頭がいっぱいになる。1月を過ぎるとセンター試験のほか私大の入試も始まる。国公立大の入試は、後期試験を考えれば3月中旬まであります。いますぐに補習を始めて、早くケリをつけてほしいものです。
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私立中学・高校進学フェア

前回書いた私学の全体の説明会に行ってきました。

28校が個別のブースで相談会をするほか、隣接する2つの会議室に分かれて20分ずつの講演をしました。その講演会の2部屋を忙しく移動しながら、11校分を聴きました。14校でないのは、昼食のため自主的に休憩を取ったのと、仕事場に戻るために最後の1コマは聴かずに早退したためです。それでも疲れましたね。

会場の札幌コンベンション=センターの各会議室には、パワーポイントやスライドを映写する設備があります。しかし、それを使って説明してくれる学校はおよそ半数。残りの半数は、手許のパンフをめくりながら口頭での説明を追いかけるものです。今日はこの点について。
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私学の説明会

私立中学・高校の説明会のシーズンです。札幌圏の私学には生徒・保護者向けのほか塾の関係者だけを集めての説明会を行うところが多く、今週は特に集中しています。

いろいろな学校からご案内をいただきますが、全部に出るのは物理的に辛いものがあるので、神谷塾から例年受験者の多い高校や、進学相談会で話題に上ることの多い高校に絞って、そこの説明会にはできるだけ足を運ぶようにしています。それが今週は火・水・木と続き、ひとりで塾をやっている都合上何人かで分担することもできず、ちょいとキツイ気がしています。なお、私学が30校近く一堂に会しての説明会もありまして、それが来週の18日(月祝)。これにも出かけます。詳しくはこちらへ。

ふだんはラフな恰好で過ごしていますが、会場はその学校だったりホテルだったりしますので、このときだけは背広を着ていきます。頭に布を巻いているうえに首にもネクタイを締めると、どうにもくどい感じになりますが、私はもう馴れました(笑)。やっと涼しくなり、上着を着ていてもそれほど暑さを感じないので、たまに背広で出かけるのも悪くありません。

スーツ着用を義務づけているところを別として、塾屋というものは、私も含めてファッションが自己流。しばしば風采が上がらず、見てくれがよくありません。もともと風貌が不審(笑)な私は、頭巾とヒゲは別として、人一倍きちんとした身なりでいる必要があります。
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なぜ中学受験に積極的でないか(続)

さて、中学受験に積極的になれない理由は、通学に大変な場所にあるからというだけではありません。その国立中なり私立中が札幌市の市街地にあって交通至便であれば積極的になるか?というと、そうでもありません。もっと重大なこと、つまり中学進学後の学習に成功する可能性を危ぶむためであります。

北海道教育大附属札幌中は公立中と同じようなカリキュラムですから、今日のテーマには該当しません。意中の私立大学に推薦で入るためにその付属の中学・高校へ行く、という方にも、あまり関係ありません。また、小学校での友達関係が良くなかったり、地域の公立中が荒れていて平穏な学校生活の保障もない、などの事情を抱えて私立を志望される方でしたら、私はむしろ積極的に受験を応援します。今日話題にしたいのは、もっぱら、トップの生徒が東大やら医学部医学科を狙うような、難関大学受験型の中高一貫私立校です。

お子さん(お母さん・お父さん?)がその私立校を志望される動機は、
・公立では受けられないハイレベルな教育
・大学受験に有利なカリキュラム
・高校受験がなく大学受験にまっしぐらになれる学校生活
…といったことでしょうか。あるいは、「成績がいいので公立ではもったいない」という率直な?理由で私立を選ばれる方もおられるでしょう。私の心配は、この辺りにあります。大雑把にまとめると次の2点です。

1)小学校の成績が良かったからといって、本当に実力があるのか?
2)実力があったとしても、中高一貫のカリキュラムは過酷すぎないか?

[続きを読む]